ダルビッシュ初勝利 | いざ、出陣!

ダルビッシュ初勝利

高卒ルーキー初登板で初勝利は西武ライオンズ松坂以来6年ぶり。
やっぱり、ダルビッシュはすごいのか。



昨年の甲子園と国体で東北高校の試合を見た。
マウンド上での落ち着き、周囲の反応からして
スター性のある選手だと騒がれることに納得させられたのを覚えている。


国体では、彼が一球投げるごとに(ストライクでもボールでも)
スタンドで、「ダルビッシュ(ハートハートハート・・・)」と書いた
スケッチブックを持った女子高生たちの歓声があがっていた。
「キャー!投げた、投げた!かっこいい」
あのビジュアルでは無理もないが
「そりゃ投げますよ、ピッチャーだもの」と驚いたものだ。



入団して間もなく、喫煙が見つかり処分を受けた。
甲子園での実績もあり前評判が高かっただけにガッカリさせられた。
甲子園を涌かせてくれた投手が、野球少年の憧れの存在となるべき投手が・・・
そんなふうに感じたのは私だけではないはずだ。


私たちがこのように勝手に期待し、勝手に肩を落としてしまうことが
彼にとってはプレッシャーなのだろうか。
しかし、私たちにそう感じさせるのもダルビッシュの魅力のひとつ、才能のひとつではないか。
「スター」とよばれるに相応しい者だけが感じるプレッシャー。与える興奮。



開幕前からスポーツニュースよりもワイドショーで取り上げられた
マイナスなイメージを、この初勝利を再スタートとして拭い去ってもらいたい。
そして、堀内(現巨人軍監督)・松坂のルーキーイヤー16勝を抜く
活躍を期待したい。